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今週の作家15【佐藤 忠弘】(2020.1.4.~1/10)

佐藤 忠弘

「漂流池」 F6  ミクストメディア
「漂流池」 F6 ミクストメディア
「風のゆくえ」
「風のゆくえ」

美術評論家 赤津侃企画の第6回『時代の眼』シリーズ。

 

佐藤忠弘は絵画の「今」を描くが、同時に描くことの初発的な地点からの、改めて独自の探究を続ける。「3・11」以降は、黒衣姿の祈る人間像は、さらに多義性と普遍性を持ち、単純であり複雑であり、無限感が漂う。画家の凝縮した力量が存分に人間像に込められており、それに呼応した緊張感に満ちた空間が生まれる。光と影を生み出す画家特有の「黒色」の使い方が、一段と巧妙になり、自律的な作品として確かな存在感をもつ。画家は、自身の内省を深め、時代を感じて、深奥からの確かな厚みのある世界観を表出している。それは、永遠の刻に収斂し、「生きる」という存在理由になっている。(赤津侃)


プロフィール

1953年 東京生まれ

 

<画歴>

‘73年 新世紀展に出品

‘77年 第3回 日伯現代美術展出品(後援:外務省)

‘80年 新世紀刑部賞受賞・以後受賞多数

‘00年 第14回 多摩秀作美術展佳作賞受賞

     第6回 朝日チューリップ展準大賞受賞

‘02年 新世紀展で安田火災美術財団奨励賞受賞

‘03年 第22回 損保ジャパン美術財団選抜奨励展出品

‘05年 Seven Contemporary Painters from Japanに出品(バンコク)

   韓・日 'Drawing 生活'展に出品(ソウル)

‘07年 第21回 多摩秀作美術展佳作賞受賞

‘12年 新世紀展黒田賞受賞・個展、グループ展多数

 

<現在>

新世紀美術協会委員/日本美術家連盟会員

青木繁「海の幸」の会発起人/新耀展会員

 

銀座で屈指の広さの、ゆとりあるギャラリーです。

各種公募団体の展示を始め、毎週、多様な個展とグループ展を活発に開催しております。

芸術の最先端がここにあります。